2025年7月11日金曜日

神即自然(新装版)



神即自然  

kami soku shizen
 
148×210×15mm (A5サイズ)
 
全カラー ページ数144P(作品数68)

ソフトカバー


表紙には麻落水紙を使用しています。

この世の果てで清めた水晶のさざれ石ブレスレットをおつけいたします。



2022年に出版したアートブックの新装版です。


2024年、精霊の森というアートブックを出版して受注作業をしていたとき、タイトルも表紙もまったく違うのに神即自然を四冊も誤発注してしまった。こんな凡ミスはちょっとありえないし、発注したことさえまったく覚えていなかった。だから妙に引っかかっていた。

思い当たるのはそのとき周りに神々が集まってきている気配を感じていたこと、この世の果てと呼んでいる場所には、頻繁にマリアさまが出現していた。きっと霊界からの力が顕在意識の壁から染み出していたのだろう。覚えていないような凡ミスや妙に引っかかるような出来事があるときは無意識からのメッセージ、高次元からの情報は自分では気づけないことがあるから栞を挟んでくれたのだろう。

前アートブックは物体としてはとても気にいっているのだけど、装丁を凝りすぎたため結界が強すぎてちょっと開けにくい。これはこれでよしとして、すこし補正したいところもあるので読みやすい新装版に作り直してみようと考えた。


文庫からA5にサイズアップ、内容もすこし入れ替えて、すべての作品に加筆、原画の雰囲気を壊さないようにハイライト(光)を入れた。一番気になっていたのがこの殉教者、これだけは強く光を入れた。



龍にはいつも必ず霊(たま)が入ってくる。なぜそうなるのかはわからない。




原画を整理していたとき、なぜか最後の四枚の絵が行方不明に。いくら探しても見つからず、ふと閃いて映色に彩色を重ねて新たに描きなおしてみたらすごく綺麗に。此方の方が前よりずっといいなと満足した直後に、行方不明だった原画が見つかった。まるで見ていたかのような不思議なタイミング、直感を与えるために隠れていたのだ。


岩屋にお隠れになっていた天照が岩戸をそっと開けたのは、外があまりにも賑やかで楽しそうだったから。内なる神々は心が創造する喜びに満たされて輝いていると、自然にその光に誘われて表にも現れる。自灯明で心を照らせば、世の中もみるまに明るくなる。


前回のアートブックの装丁に使用した原画、使わなかった原画も掲載していてます。



手に取って読みやすくはしましたが、タイトルと最後のページ以外に、個々のタイトルや画材などの文字情報は一切ありません。今回は作者名も排除しました。ぜひ作品そのものに出逢って創造主との接点(無限遠点)を探してみてください。


























2024年10月1日火曜日

精霊の森 spirits in the forest (exhibition)



 精霊の森 spirits in the forest (exhibition)

148×210×15mm (A5サイズ)
 
全カラー ページ数94P(作品数41)

ソフトカバー





精霊の森は、今までの集大成のような節目の作品になる。森で生まれた作品なので、海に帰したかった。海岸が近くて静かな場所。これ以上はないという理想郷を見つけたので即契約。精霊もきっと喜んでくれるだろう。






展示初日、朝一番で撮影した写真に、巨大な霊(たま)のようなものが映っていた。




これは直前の写真。レンズに水滴のようなものが付いていたとしても、なぜかこのときには映っておらず、左にパーンしたときにはじめて霊(たま)が現れる。つまりこの139枚の絵から光が飛び出してきたような構図。その間数秒でレンズには一切触れていない。ちなみにこの139枚の絵は正確に海の方向に向いている。

この展示はそもそも森の魂を海に帰したいという直感から始まって、それに見合うように空間をレイアウトした。絵を見せる、売るための個展ではなく、魂を帰す儀式のつもりだった。だからひやかしを避けるためにDMも一切出さず、宣伝もしなかったし、精霊の森を購入した人以外には場所も伝えていなかった。

だからこそ、この徴(しるし)は儀式が遂行されたことを示すひじょうに重要なものだった。

展示期間中の五日間、毎日同じ条件で朝と夕方に撮影したが、徴が現れたのはこの初日の朝一番と、神山から霊(たま)を持ってきてくれた東京の方を撮影した夕方だけだった。それ以外には問答無用に一切映らない。だからこそ、この偶然という名の奇跡が物理空間に滲み出た異次元のエネルギーだと確信できた。



物理空間という制限のなかで、100%に近い状態で自分のやりたいことがやりたいようにできたと思う。そしてなにより嬉しかったのが、徴が頻繁に現れたことだった。運転中で撮影できなかったのが残念だけど、帰り道では毎日龍雲だらけで、青い龍から赤い龍に変わるグラデーションがとても美しかった。




そして今回の展示のもうひとつの目的がこの本、精霊の森シリーズは規模が大きくて一冊には収まらずに、二冊目のオープニングにどうしてもこの構図が欲しかった。背中を押されるように制作を進めた。




森の中での制作風景を含めた図録なので、展示を見た方も見なかった方も楽しめる内容だと思います。普通なら図録は展示前に作るのだけど、物理的に無理だった。過去から未来を描くのではなく、未来から過去へと流れていく時間の中に、永遠の現在があったから。









制作を通して降りてきたメッセージ。結局自分はこれが伝えたかったんだと思う。



















2024年8月1日木曜日

精霊の森 spirits in the forest





精霊の森 spirits in the forest
 
148×210×15mm (A5サイズ)
 
全カラー ページ数142P(作品数139)

ソフトカバー





鹿や狼たちが、屋久島や奄美の森の絵の中に侵入しはじめた。絵の中に入って、未来から過去を塗り替えていく神獣たち。山で生まれた精霊が穢れを祓い、獣の姿を借りて森を清めていた





本作りの編集段階、サイズを大きくしたので空いてるスペースになんとなく文章を入れてみたら、魔法がかかったように奥行きが生まれた。絵が言葉に出会って喜んでいるような感じ。いつもノープランの見切り発車なのに、無意識の波が道を切り開いてくれる。




あらかじめなにか文章を入れようと思って描いたわけではないのに、なぜか絵と文が微妙な距離感で絡み合って奥行きを生み、見えない世界に物語を紡いでいた。




その物語の一番最初の読み手が作者でもあるという美しい矛盾。この創造主のエネルギーは自分だけのものではない。きっと手に取った人にも伝わるだろう。




今回ははじめての画文集なので、言葉を言霊として内に入れて体感してみてほしい。そうすれば、精霊はすぐそばにいることがわかる。




これが誰かのお守りになるような本になれば、嬉しい。




















2023年10月15日日曜日

butterfly effect



 

butterfly effect
 
148×148×15mm (A5スクエアサイズ)
 
全カラー ページ数144(作品数137)

ソフトカバー





この本を作るきっかけになった出来事はこちらです。→blog: butterfly effect Ⅱ


ずっと絵を描いていると、絵と現実(此岸と彼岸)の境目が曖昧になって、実際に不思議なことが起きます。もう何度も不思議な体験をしていますが、ここ数年で一番衝撃的だったのが、このバタフライエフェクト。でもきっと信じてもらえないだろうから、作品集という形にしました。精霊から受け取った彼方からの手紙は、作品にして答える。それが画家という仕事だから。




最後にbutterfly effectのprint作品を挟んでおります。こちらは映色前のprintです。水で濡らして天日干しすると映色作品になりますが、うまく映色する確率はものすごく低いです。取り外せますのでご自由にお使いください。



本文は外注印刷ですべて同じものですが、表紙のドロッピングは印刷ではなく手作業の原画です。この作品集は赤、青、黄(C,M,Y)のみのカラーインクで描かれています。3色だけで描かれた色彩の銀河、その実際の質感をご確認ください。保護のため表紙にはビニールカバーをかけています。



shopにて購入可能です。予約販売になります。2023/11/1~順次発送させていただきます。


ご購入の方にはprint作品→ ホワイトターラ/グリーンターラ2枚(L版)をお付けします。printのみになります。額装してお好きな場所に飾ってみてください。



※菩薩の化身、ターラはbutterfly effectの後半に出てきます。詳細ターラ(tara)