精霊の森 spirits in the forest
148×210×15mm (A5サイズ)
全カラー ページ数142P(作品数139)
ソフトカバー
鹿や狼たちが、屋久島や奄美の森の絵の中に侵入しはじめた。絵の中に入って、未来から過去を塗り替えていく神獣たち。山で生まれた精霊が穢れを祓い、獣の姿を借りて森を清めていた。
本作りの編集段階、サイズを大きくしたので空いてるスペースになんとなく文章を入れてみたら、魔法がかかったように奥行きが生まれた。絵が言葉に出会って喜んでいるような感じ。いつもノープランの見切り発車なのに、無意識の波が道を切り開いてくれる。
その物語の一番最初の読み手が作者でもあるという美しい矛盾。この創造主のエネルギーは自分だけのものではない。きっと手に取った人にも伝わるだろう。
今回ははじめての画文集なので、言葉を言霊として内に入れて体感してみてほしい。そうすれば、精霊はすぐそばにいることがわかる。
これが誰かのお守りになるような本になれば、嬉しい。
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